幻の移住話
道志村へ移住を決めたのが、昨年の10月頃だったのですが、その数カ月前の昨年の7月のこと。
実は道志村とは別のところへ移住し、工房を構えるという話がありました。
あるサイトで、木工機械を一式売ってくれるという投稿があり、どうしようかなと一瞬悩んだのですが、こんなチャンスはなかなか無いからとりあえず問い合わせだけでもしてみようと思い、譲って欲しいと問い合わせしました。
問い合わせから数時間が経ち、投稿者から返信がありました。
投稿されてから数日経っていたこともあり、既に何人かか希望者がいて、その中の1人と話が進んでいるとの返信でした。
「やっぱりなーそりゃそうだよね」
と思いつつもそこですぐ諦めたくなくて、その後何回かやり取りし、もしもその話が流れた際は自分に話をもらえることになりました。
その後数日が経っても連絡はなかったし、そもそも結構話が進んでいるとの事だったので、ほぼ諦めていたのですが、1週間ほど経ったある日、仕事の休憩中にスマホを見たところ、なんと、連絡が来ていました!!
「なんだろう、まさかな…」
と思いつつ、ドキドキしながら連絡用のチャット欄を確認したところ…
話を進めていた人から返信が来ないので、その間に私とも話を進めていきたいとのことでした。
また、元々私が木工で起業してやっていきたいという話もしていたのですが、売主さんとしても、機械一式と場所をそのまま使ってもらえる人の方がより嬉しいからという理由もあり、改めて連絡をしてくれたとのことでした。
そして何回かやり取りをして、実際にその場所を訪れ見させてもらえることになり、7月下旬に実際に見に行きました。コロナ禍で少しためらう部分もあったのですが、私にとっては急を要することで必要なことだったので、感染予防をしっかりとした上で、訪問させてもらいました。
当日朝、待ち合わせ時間が午前10時から11時ごろということで、午前4時ごろ車で出発し、八王子ICから中央道に乗り、その後圏央道、東名、名神を使って西へ西へ。
とあるICで降り、一般道で待ち合わせ場所へ。
午前10時過ぎに無事到着しました。
小さい川沿いに工房があり、周りは静かで敷地も1人で活動するには十分な大きさであろう感じで第一印象はなんだかいい感じ。工房の外にあるゴミの山以外は。(笑)
到着後すぐ、売主さんが工房から出てきて初顔合わせ。
チャットでやり取りしていた方は売主さんの甥っ子さんだとのことで、売主さんは自身は80歳過ぎのにこやかなおじいさんでした。甥っ子さんも後から合流してくれるとのことで、とりあえず工房の中を案内してくれました。
工房へ入ると、まず目に入ったのは不用品たち。
木工機械の上にも不用品。
棚の上や、作業台にしているところにも不用品。
あらかじめ工房の様子を写真で見せてもらっていたし、不用品たちも捨ててもらえるとのことだったので、それほど気にはしていなかったけど、実際に目にするとなかなかの量でした。(笑)
その後、甥っ子さんが合流し、実際に木工機械を見せてもらったあと話し合いをしました。
まず木工機械の様子。
機械は、手押し鉋盤、自動鉋盤、軸傾斜横切盤、集塵機、ボール盤、角のみ盤などがありました。
必要な機械は揃っており、申し分ない感じ。
そして、今後どういうふうに話を進めていくかの話し合いへ。
私としては話を進めていきたいと伝え、
ただやはり不用品は譲渡前に処分して欲しいという条件をつけました。
すると、売主さんは
「処分することはできるけど、1人じゃなかなか厳しいから時間はかかる」
とのこと。
時間がかかることはしょうがないからそれはもちろん了承。
話を進めていると、工房は賃貸で別の大家さんがいるということが分かったんですが、売主さんがその大家さんに交渉すれば、賃料も今のままでいけるだろうとのこと。
割とすんなり話が進んでいるなと私としては心の中で、
「いいぞ。いいぞ。これは工房GETだー!」
と、思っていたのだが、なんとここから話は思わぬ方向へ…
はい!ちょっと長くなり過ぎているので、この話の続きは次回へ〜。(笑)
次回、
『pomuresica96、王将で餃子と天津飯をやけ食い』の巻(笑)
↑移住話とは関係ないです。制作したお皿です。