96のpom日記

無垢の木で木の器やカトラリーを主に製作している木工作家です。

三度目の正直!

昨日は会社の仕事始め。

今年の6月末で会社を辞めるので、あと半年お世話になります。入社してから8年間お世話になったので少しでも恩返しできるようにしなきゃですね。

 

毎年仕事始めの日は、工房の作業台に鉋をかけて綺麗にすることから始まります。

1年間、日焼けや汚れなどで黒ずんだ作業台に感謝の気持ちを込めながらシュルシュルーシュルシュルーとかけていきます。

ただ綺麗にするだけではダメで、製品を納品するために出荷準備をする際に、作業台の上に製品を置いてガタつきがないかチェックするので、しっかりと平面を出さなければいけません。

私が担当した作業台は幸いにも平面がそれほど狂っていなかったこともあり、少し調整をしましたがほぼ表面の汚れを落とす程度で終わることができました。

工房内に綺麗に削り上げられた作業台が並ぶのは本当にスッキリして気持ちがいいですし、今年も始まったんだなっと、気持ちが引き締まります。

 

また、仕事始めの日恒例となってきた昼一番に行く近所の神社で行うご祈祷。

残念ながら今年はコロナの感染予防のため、代表者5名だけ境内の中に入り、他の人は境内の外から見守るという形で執り行われました。

境内の外からは中の様子が見えなかったので、とりあえず賽銭を投げてお詣りしときました。(笑)

 

そしてドキドキの…

お・み・く・じ♡(笑)

 

初詣に行って引いたときは、『半吉』でした。

半吉』ってどのくらいの立ち位置なの!?と思いながら内容を見ると、結構良くないことが書いてありました。なるほどね。順位的に上でないことはわかりましたよ。とそそくさと縛り付けました。

 

初詣のときが良くなかったんだから、今回はいいだろうとアルコールで手を消毒して、100円玉を入れ、おみくじがたくさんの入った箱に手を突っ込み、念じた。

「大吉様ー!!大吉様ー!!」

よーくかき混ぜながらこれだーっと取り出した1枚。

開いて見ると…

 

『末吉』…

 

うん。ダメだ、今年はおみくじだけは良くない年なんだなと自分に言い聞かせる。おみくじなんてあくまでもほら、あれだからさ。

隣に居た先輩は『小吉』。

なんとも言えないですよね。(笑)

すると先輩が、

「もう1回引こー」と言って引きに行きました。

私もこのままじゃなんかなーと思ったのと、たまたま100円玉がもう1枚あったので、引いとこかなーとおみくじの所へ向かった。

先に先輩が引いて入れ違いだったんですが、後ろから

「うわー末吉だわー」という先輩の声。

私は背中でちょっと笑いながら、まずアルコールで手を消毒してから箱の中に手を入れ、今度は箱の底の方からかき混ぜ、ビビっときた1枚をしっかりと掴み、箱の外へ。

ドキドキしながら少しずつペリペリと接着されたところを剥がしていく。

今覚えば、おみくじを開いていくときがスローモーションだった気がします。よくありますよね。感覚が研ぎ澄まされたときにスローモーションになるみたいなやつ

あんな感じです。(笑)

そして、いよいよ運勢の書かれたところが開かれた。

 

 

 

やったー!!!!!ついに出ました。

今年おみくじを引いた3回目でついに『大吉』が。

正に『三度目の正直』ですね。

 

今年は木工で独立する大切な年なので、すぐに『商売』の項目を確認すると、

 

『ひそかにすれば吉』

 

 

なんじゃそりゃ。(笑)